喫煙によるお口の中への悪影響とは

こんにちは。我孫子中央歯科室です。

世界保健機関(WHO)は、たばこを吸わない社会を広めるために5月31日を「世界禁煙デー」に制定しています。WHOは2022年のグローバルキャンペーンにおいて、地球環境への影響も指摘しています。
今回は、たばこが及ぼす悪影響についてお話しします。

たばこが健康に及ぼす影響とは

たばこは「百害あって一利なし」といわれるほど、身体にさまざまな悪影響を与えます。
喫煙によっておこるリスクは下記のようなものがあります。

  • がんのリスク
  • 心筋梗塞や脳梗塞の原因
  • COPD(慢性閉塞性肺疾患)

また、その健康被害は、喫煙者の近くにいる人たちにも及びます。たばこを吸わなくてもご家族に喫煙者がいる場合は、受動喫煙により喫煙者を上回る健康被害を受けるケースもあります。

口腔内への悪影響

たばこは身体の健康被害だけでなく口腔内にも悪影響を及ぼします。

歯の着色汚れ

たばこの喫煙により発生するヤニは、歯の表面に付着して黄ばみの原因となります。

むし歯や歯周病のリスク増加

ヤニは食べ物の汚れやむし歯菌を引き寄せ、歯に付着させます。これにより、むし歯や歯周病のリスクが増加します。

口臭を発生させる

たばこに含まれるニコチンは唾液の分泌を減少させます。それにより、口腔内の環境が悪化し口臭が強くなる場合があります。

禁煙にチャレンジしてみよう

5/31の「世界禁煙デー」から6/6までを「禁煙週間」として厚生労働省が平成4年に定めています。この機会に、ご自身の健康のために禁煙について改めて考えてみるのはいかがでしょうか。
近年は、禁煙にチャレンジする人をサポートする助成金制度がある自治体も増えています。
たばこを吸っていて、口臭の自覚がある場合、お口のクリーニングだけで改善することもありますので、気になる方は一度当院までご相談ください。