こんにちは。
我孫子中央歯科室です。
12月22日は「いつ(12)もフーフー(22)とスープをいただく」という語呂合わせから、「スープの日」です。1980年、日本スープ協会が日本のスープ業界の発展を目指して制定しました。
寒い日にいただく温かいスープは、よりおいしく感じられるので冬にぴったりの記念日ですね。
【スープは、歯が痛いときの強い味方】
スープは歯が痛い時や普段通りに食べられないときにもおすすめです。
噛むのがつらいからといって、お茶などの飲み物だけになってしまうと栄養不足になります。
たとえば、たっぷりの野菜を柔らかく煮込んだスープなら、歯に痛みがあるときでも負担にならず食べることができます。
お口の中が痛みで熱く感じるといった場合なら、冷たいスープもおすすめです。栄養を摂りながら熱を冷ましてくれます。
場合によっては、具材を潰すなどお口の状況に合わせて工夫してみてください。
スープに卵を入れる、ポタージュ、みそ汁、中華風とバリエーション豊かにすれば、痛みなどで食べられるものが限られてしまう時期の食事も、楽しむことができるのではないでしょうか。
【歯が痛い時にNGの食べ物は?】
では逆に歯が痛い時に食べてはいけないものはなんでしょうか?
まず、甘いものは避けてください。むし歯菌は、糖分を栄養にして歯を溶かす酸を作るので、糖分を多く含む甘いものは、歯の痛みを悪化させる原因になります。甘いジュースやスポーツドリンクなども要注意です。
また、レモンやグレープフルーツ、みかんなど柑橘系の食べ物も控えたほうが良いでしょう。柑橘系の果物には、強い酸が含まれています。酸によって歯の表面が溶けると、むし歯や知覚過敏が悪化する可能性があります。
その他にも硬いものを食べると、むし歯が進行して歯がもろくなっている場合、歯が欠けてしまうリスクがあります。痛みにもつながるので、気を付けてくださいね。
【まとめ】
歯やお口の中が痛い時にも食べやすいスープですが、刻んだ食材やとろみの強いスープは歯と歯の間に残りやすいため注意が必要です。そのままにしていると、むし歯や歯周病の原因にもなるため、食事の後はすぐに歯を磨くようにしましょう。
また刻んだ食材や柔らかいものばかりを食べ続けると噛む力が弱くなり、食事のバランスが悪くなってしまいます。痛みや食べづらい症状がある場合は、悩まずにすぐご相談ください。