こんにちは。
我孫子中央歯科室です。

10月10日~16日の1週間は、「40歳からの健康週間」です。壮年期から日常的な健康管理の重要性について理解と関心を深めることを目的に、1984年に当時の厚生省(現在の厚生労働省)が実施を始めました。

「スポーツの日」からの1週間となっています。
この期間には啓発イベントやポスターの掲示などが行われています。

【40代は歯とからだのターニングポイント】

年齢を重ねると「若い時は、少しくらい寝なくても頑張れた」「もっと、体力があった」などと感じることがあります。
一般に40代から、筋力や持久力、基礎代謝が衰えたり、ホルモンのバランスが崩れたりし始める、と言われています。
口腔内に関しても同様です。たとえば、40代になると約8割が歯周病に罹患しているといいます。
歯周病は初期状態では痛みを感じにくいため、仕事などが忙しく歯科医院へ行くことを後回しにすると、症状が重くなり抜歯となってしまうケースもあります。

2016(平成28)年の厚生労働省による「歯科疾患実態調査」では、44~49歳で1本でも自分の歯を失った人の割合は41.1%です。
40代は、これまでの「歯ぎしり」「くいしばり」「喫煙」などの積み重ね、身体機能の衰えが重なることもあり、口腔内の不調もおきやすくなります。
40代は歯とからだの健康を意識し始めるターニングポイントと考えても良いでしょう。

【二次カリエスの予防】

また、40代の多くは、それ以前の年齢の時に、むし歯治療で詰め物やかぶせ物、ブリッジなどの治療を受けています。
詰め物やかぶせ物を銀歯にしたという方は、素材の劣化や治療した箇所を長期間放置したことで、接合部などから歯周病や二次カリエス(むし歯)を発症することもあります。
これを予防するには、プラーク(歯垢)を適切に取り除き、口内を清潔にすることが大切で、そのためには日々のケアや歯科医院での定期的な検査が必要です。
40代になると、歯磨きのやり方が固まってしまっていて、自分ではよく磨いているつもりでも実はきれいに磨けていないということもあります。
これまであまり気にしていなかった方も、すでに気を使っているという方も健康週間を機に一度、お口の状態を見直してみてはいかがでしょうか。

【まとめ】
銀歯は小さな傷や歯垢がたくさん付きやす素材です。
そのため、自費治療にはなりますが、セラミックの詰め物やかぶせ物をご検討してみてはいかがでしょうか。
二次カリエス(むし歯)の予防になるほか、天然の歯とよくなじみ審美的にもメリットがあります。
当院は自費治療についてもご相談を受け付けております。