「梅干しの日」とお口の健康の関係性について

こんにちは。我孫子中央歯科室です。

7月30日は「梅干しの日」。和歌山県みなべ町の東農園が、「梅干しを食べると難が去る(7=なん、30=さる)」という語呂合わせから2004年に制定した記念日です。
夏バテの予防にも最適といわれている梅干しですが、健康面だけでなく、お口の健康にも良い影響があることをご存じですか?
今回は「梅干し」と「お口の健康」の関係性についてお話しします。

唾液の効果でむし歯・歯周病予防

梅干しに含まれるクエン酸には、唾液の分泌を促す働きがあり、この唾液がお口にとって良い効果をもたらします。
唾液には以下のような効果があります。

  • お口の中を洗浄する自浄作用
  • 細菌の繁殖を抑える抗菌作用
  • 歯の再石灰化を促す作用

梅干しを食べることで、唾液の分泌を促し、結果的にむし歯や歯周病の予防に役立ちます。

クエン酸で口臭・ネバつき対策にも

唾液がしっかり分泌されると、口臭やお口のネバつきも抑えられます。
梅干しに含まれるクエン酸は、疲労回復や食欲増進に役立つだけでなく、唾液の分泌も促します。これにより、口臭予防やむし歯・歯周病予防にも効果的です。
夏場は水分不足によりお口が乾きやすく、トラブルが起こりやすい時期です。そのため、意識的に唾液の分泌を促すことが大切です。

酸性度が高い食べ物は「だらだら食べ」に注意!

梅干しは酸性度の高い食品です。だらだらと長時間食べ続けると、歯の表面(エナメル質)を溶かしてしまう恐れがあります。
食後は水でお口をすすいだり、歯みがきをして、酸がお口の中に残らないようにしましょう。また、唾液による中和作用を活かすためにも、「食べる時間を決める」「よく噛んで食べる」といった工夫が効果的です。

まとめ

夏は、疲れや暑さでお口の中のトラブルにもつながりやすい時期です。そしてこのお口のトラブルは、全身の健康にも影響を与えます。
「最近、口が乾く」「歯ぐきが腫れている」「しみる」など、いつもと違う症状があれば、早めに歯科医院を受診しましょう。
当院では、定期的な歯科検診を行なっています。歯科検診を受けることでお口のトラブルを早期に発見し、治療につなげることができます。まずはお気軽にご来院ください。